2014/11/29

福井〜岡山の旅 <福井・レトラム編>


週末、久しぶりに福井(イケガミ実家)へ帰省してきました。
今回は、少し時間をとって市内を観光をすることに。




東海道新幹線で、米原駅で下車。その後、北陸本線に乗り換えて「特急しらさぎ」に乗車。
約1時間ほどで、福井駅に到着します。






今回の福井観光の最大のお目当ては、
市内を走る路面電車「福井鉄道」に導入されたドイツ製のイベント用車両「レトラム」に乗車することです。




レトラムを待っていると、2013年にデビューした新型車両「FUKURAM」がやって来ました。
FUKURAMという名称は、福井とトラムを組み合わせた造語だそうです。
鮮やかなオレンジ色のボディがシックな街並みにぴったりです!真冬の雪景色にも似合いそうな車両です。

地方都市に行くと、まだまだ路面電車が活躍しており、本当に羨ましい限りです。
東京にも残っていたら、今とはまったく違う街並みになっていたかもしれません。。。







そして、、、

ついに、大本命・レトラムがやって来ました!




ゆっくりと登場!大興奮です!!
カワイイっ!!!

年季の入った車体は、とても趣がある佇まいです。
楕円形のカタチと、ジャーマンカラーそのままのボディカラーが渋くていい感じ。
そして、まるでコーディネートしたかのような乗降場のフェンスのイエローが絶妙にマッチしています。
何だか日本じゃないような感じです!


この電車は、約50年前に製造されたもので、
ドイツ南西部のシュツットガルトで利用されていた路面電車を一部改修したものだそうです。
(福井にやって来る前は、高知県の土佐電鉄で10年間運行していたそうです。)






すっかりテンションも上がったところで、いよいよ乗車です。
地元の方々は、すでに日常の一部となっておられるようで、特に盛り上がっている人はいません。
(浮きまくっていました。。。)
車内は、こじんまりとした印象で、本当に海外に来たような気分になりました。






とってもコンパクトな運転席。(あぁ、運転してみたい。。。)







車内では、ドイツ時代のピクトグラムやドイツ語の注意書きなどが、そのままの状態になっています。
(ピクトによると、車内では、アイスクリームもダメなんですね。日本より厳しいのかな?)






下車したところで、再びパチリ。
実に、絵になる電車です。雨上がりということもあり、グッと雰囲気も増しました。




行先表示に記された地名「Mohringen」の文字も格好いい!
「赤十字前」ではなくて、「Mohringen」まで行って欲しい!!





福井市内の交差点を走るレトラム。
線路と架線が交差する風景は、まるでヨーロッパの街のようです!








レトラムに乗車して、ヨーロッパ気分を満喫したところでお昼を食べることに。

もちろん行き先は、その名も「ヨーロッパ軒 総本店」!
福井県民のソウルフードともいえる、元祖「ソースカツ丼」で有名なお店です。



お昼時だったので、お店の前には行列ができていました。




メニュー表もかわいいです。




これぞ、元祖・ソースカツ丼!
やっぱり美味しい!! 思い出すと、無性に食べたくなる味です。
福井の「ヨーロッパ」ここにあり!






そして、ヨーロッパ軒さんと同じ通り沿いには、
福井銘菓として有名な、羽二重餅の老舗「錦梅堂」さんがあります。




羽二重のように柔らかい、ほんのり甘いお餅です。
ここのパッケージは、ユルリクのお気に入りで、大入りは木箱に入っています。






お土産を購入した後は、再び北陸本線で、福井の名湯「芦原温泉」へ。
この日は、久しぶりに会う親族と楽しい時間を過ごしました!



芦原温泉駅の構内は、すでに温泉モード全開です。
ホームの階段を上がると、頭上には「ゆ」マークの暖簾が。。。







まずは、温泉街にある老舗の御菓子司「浅野耕月堂」さんへ。




銘菓「松乃露」。こちらも、ユルリクの好物のひとつです。
シンプルで上品な味わいがたまりません!
最近は、都内でも購入できるようになり、見かけるとついつい手が伸びてしまいます。





芦原温泉土産の定番「湯の花せんべい」。

浅野耕月堂さんで修行された職人さんが作られているそうです。
素朴でやさしい味は、後を引く美味しさです。
「ザ・温泉地!」といったパッケージも好み。




短い帰省でしたが、「レトラム」だけでなく、海の幸や山の幸など、
食べ物が美味しく自然豊かな福井を、久しぶりに満喫することができました。

しかし、なによりも久しぶりの親族との再会が一番!の旅でした。





<後半・岡山編>へつづく