2012/02/04

五條天神 うけらの神事


節分の日に上野の五條天神で行われている「うけらの神事」に行ってきました。



すでに神事が始まっていた境内は、地元の人(多分)で賑わっていました。





しばらくすると、「方相(ほうぞう)氏」という四つ金目の舞いが始まりました。
この「方相氏」は、鬼を退治、追い払う役割をもつそうです。
ひと通り、舞いが終わると、、、





後方より「ウォーーー」という叫びとともに赤鬼と青鬼が登場!!!
境内を縦横無尽に暴れだしました。
(予想外の出来事に、一気にテンションがアップ!)






その後、斎主(氏子の年番総代)と押し問答を繰り広げ、
鬼が、自分の悪行三昧ぶりの自慢話を始めます、、、
(様々な「想定外」の出来事は、全部俺の仕業!だそうです。)
参拝客も大いに盛り上がります。
最後は「方相氏」に追われて、鬼は退散していきます。

そして、行事はこれで終わったのかと思っていると。。。





いきなり、豆まきに突入!
さっきまで神妙だった雰囲気が一転、ライブ会場のような熱気に包まれました。
豆だけではなく、ボールやエコバッグ、タオルなど、いろいろなモノが飛んできます!
(ぼんやりしていると、ボコボコ頭に当たります!)
前のおばさんも隣のおじさんも、まさに真剣そのもの。






ユルリクも、かろうじて豆&ボール(何故!?)をゲットしました!
なかなかいい感じです!





思いがけない盛り上がりで忘れそうになりましたが、
今回の目的は、この日だけに授受される「うけら餅」です。
お餅と一緒に「うけら」(薬草のようなもの)が入っています。
立春の日(2月4日)に、この「うけら」を焚きながら餅を焼いて食べると、
一年間無病健康に過ごすことができると伝えられ、江戸時代に流行したそうです。
古くから続いている行事には、いろいろな歴史があり、理由があるんですね。。。
縁起物やお祭り好きとしては、また一つ、お気に入りの神事が増えました!
無病息災を願いつつ、早速「うけら餅」を頂きたいと思います。