太宰治記念館「斜陽館」を堪能した後、
再び津軽鉄道に乗って、お隣の「芦野公園駅」へ向かいました。
降りる人は、他には誰もいませんでした。
立ち去る列車の後ろ姿、ちょっと切ない。。。
この駅には、旧・芦野公園駅舎を利用した喫茶店「駅舎」があります。
芦野公園駅は、太宰治の小説「津軽」に登場した小さな駅舎で、今回、どうしても訪れたかった場所のひとつです。
他にお客さんがいなかったせいか、まるで物語の中にいるような不思議な気分になりました。
ちょうどお昼時だったので、たくさんの魅力的なメニューのなかから、
郷土料理の「けの汁」定食をいただくことに。
熱々で、野菜たっぷりの汁は、本当に美味しくて身体の芯から温まりました。
そして、左に写っているのが、津軽地方の「若生おにぎり」と呼ばれるおにぎりです。
初めて食べましたが、これが絶品の美味しさ!
あまりの美味しさに、五所川原の市場を探しまわって「若生昆布」を購入!
本当は、駅舎の居心地の良い空間で頂きたかったのですが、、、
列車の時間に間に合わず、お土産として持ち帰ることに。
ちなみに、この珈琲は太宰治も通っていたという弘前の名店「万茶ン」のオリジナルブレンドです!弘前を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみたい喫茶店です。
列車到着の時刻になり、駅舎を後に。
そして、いよいよ津軽鉄道名物「ストーブ列車」に乗車です!
この日は、ストーブ列車専用の機関車が点検中のため、通常車両に牽引されてやってきました。
ちょっと(いや、かなり)残念。。。
車内には、もちろん、ストーブ!
燃え盛る炎!あったかい!!
けの汁でお腹一杯だったのですが、、、ストーブ列車と言えばスルメ!
と言うことで、地元の「日本海のスルメ」をストーブで炙ってもらいました。
これが食べ始めると止まらない美味しさで、あっという間に完食。
津軽平野の冬景色を楽しみつつ、心も身体もポカポカに五所川原駅へ戻りました。
津軽五所川原駅のホームで。数字と中央の時計の赤がかわいい。
「顔出しパネル」記念撮影が好きなユルリクは、ねぶたと一緒にパチリ。
裏側には、こんな注意書きが!
何か大事件でもあったのでしょうか。。。注意しないと、ですね。
青森では、駅のプレート内のJRマークにもリンゴが使われています。
リンゴへの深い愛情を感じます。
不二屋製菓さんの銘菓「むしおくり最中」。
虫おくりという行事にちなんだお菓子だそうです。
竜の顔をした最中の中には、つぶあんと求肥が入っています!
最先端テクノロジーの新幹線も魅力的です。
2日間というショート・トリップではありましたが、冬の津軽をたっぷりと堪能することができました。もちろん寝台列車が一番の目的でしたが、「あけぼの」のおかげで思いがけない旅になり、また再び青森を訪れたいと思いました。
(残念ながら、次回は寝台列車ではありませんが。。。)
しかし!
その前に、ブルートレイン・ファンとしては「北斗星」にも乗車しないと!