2014/12/31

2014年・大晦日


2014年、大晦日。
今年もまた、あっという間の一年でした。

来年は、2005年からスタートしたユルリクの活動も10周年になる年です。

たくさんの人に支えられながら、活動を続けられていることに改めて感謝しています。
2015年は、今まで以上に、しっかりと進んで行きたいと思います!

どうぞ良いお年をお迎えください。


2014年・大晦日
yuruliku







2014/12/21

師走の「ブレードランナー」@PKD酒場

先日、神田にある早川書房さんの喫茶店「カフェ・クリスティ」の
期間限定イベント「PKD酒場」に行ってきました。

このイベントは、ユルリクの大好きなSF映画「ブレードランナー」原作本の著者
フィリップ・K・ディック(略してPKD!)をテーマにしたイベントです。




エントランスでは「PKD酒場」の看板がお出迎え。





店内の壁面には、早川書房をはじめ、海外のPKD作品の歴代表紙がずらりと展示されています。




「ブレードランナー」の原作、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」海外版の装丁。
時代を感じさせるデザインです。かっこいい!






ドリンクやフードメニュー(写真右)もPKD作品にちなんだ内容になっていました。

人間とレプリカントを見分ける「フォークト=カンプフ・ペーパーテスト(写真左)」も楽しめます。
(タイレル社製とのこと。こだわってます!)
ユルリクも早速チャレンジするも、結果は、なんと「判別不能」。。。
なんとなく「レプリカント」に判別されてみたかったユルリクとしては、
中途半端な結果?になってしまい、映画に則した回答をしなかったことが悔やまれます。。。








ドリンクには、PKD酒場・特製コースターが!
ちなみに、右のドリンク名は「ノンアルにしてくれ、と警官は言った」です。(もちろんノンアル!)



特別フードメニューは、映画「ブレードランナー」にちなんだものもばかり。
「PKD風焼うどん」を頼むと、店員さんの「二つで十分ですよ。」と言う台詞とともに2つの皿で出て来ます。
(もちろん、映画のように「2+2で4つだ。」と言って「2つで十分ですよ。」と店員さんに言ってもらう。。。という掛け合いも楽しめるようです。)





そして、限定メニューの中に「デッカ丼」という不思議なものが。
お店の方に尋ねたところ、ブレードランナーには、劇場公開版やディレクターズ・カット版、ファイナル・カット版など複数のバージョンが存在しており、その中のワークプリント版と呼ばれるバージョンのみに登場しているメニューを再現したものだそうです。

ちょうどその話を伺っていた時に、店内の大型ディスプレイで、まさにその瞬間が映し出され「お、おぉぉーーーこれ?!」という感じで、早速注文してみることに!






「デッカ丼」登場!!!

得体の知れない雰囲気?が漂っています。不安がやや増幅するようなヴィジュアルでしたが。。。
あれ?お、美味しいっ!あっという間に完食してしまいました!
(ちなみに黒い物の正体は、海老と白身魚をイカスミの衣で揚げたものでした。)
PKD恐るべし。なかなか楽しませてくれます。







映画の中で、ガフが折っていた折り紙「ユニコーン」と「チキン」の折り方説明書も頂きました。かなりハードルが高そうな折り方です。
お正月に、ぜひチャレンジしてみたいと思います!

その他にも、映画の冒頭部分で登場した「強力わかもと(胃腸薬)」のサンプルを
お土産として頂きました!
本当にサービスいっぱいで、想像以上に楽しい時間を過ごすことができました。
ブレードランナーのファンが「こっそり楽しむ」にはうってつけです!
来年も書籍などに合わせて、いろいろな企画を予定しているそうなので、今後も目が離せません!

そして。。。
もちろん帰宅後は「ブレードランナー(ファイナル・カット版)」を鑑賞し、PKDの余韻をたっぷりと楽しみました!








2014/12/12

福井〜岡山の旅 <岡山・閑谷学校の石塀>

福井〜岡山の旅 <後半・岡山編>

福井から新大阪を経由して岡山へ。
午前中は仕事でお世話になっている方にご挨拶をして、午後は再び旅モード。




JR山陽本線に乗って「吉永駅」へ到着。






今回の目的地は、備前焼で有名な備前市にある「特別史跡・閑谷学校」です。
閑谷学校は、江戸時代に創設された日本最古の庶民学校です。

以前、近くのブックカフェで、たまたま手にした本に紹介されているのを見て、この史跡のことを知りました。
写真から伝わってくる、どこと無く日本離れした存在感に強く惹かれたのですが、
それよりもなによりも、敷地を囲う独特の石塀!この石塀には、一目惚れに近い衝撃を受けました!!

心に残るこの石塀は、ずっとユルリクの「いつか行きたい!」場所の一つになっていました。
今回、久しぶりに帰省するタイミングに合わせて、ついに訪問することに!

はやる気持ちを押さえて、タクシーに乗り込みます。




そして、、、

タクシーで約10分、山奥に向かっていくと突如開けた場所が現れます。
念願の閑谷学校へ到着です!


どことなく日本ではないような、、、
人の気配が少ないせいか、タイムスリップしたかのような気分になります。




静かで凛とした佇まいの閑谷学校・校門。







敷地内は広々とした空間で、清々しい空気に包まれています。
ここで、たくさんの人が勉学に没頭していたんですね。。。





建築物の屋根に使用されているのは、備前焼の瓦です。





威厳のある講堂。ここで「論語」などを学んでいたんですね。。。
なんだか急に「勉強」がしたくなってきました!






そして!

敷地の周辺を取り囲むように設置されているのが、どうしても見たかった石塀です。
ご覧の通り、丸く石組みされているのが大きな特徴です。



石塀が敷地全体を取り囲んでおり、延々と裏山へ続いています。




とにかく丸い! そして、美しい!!(まるで、iPhoneの丸みのような完成度。)
思わず溜め息が出る、驚きの技術です。一体、どうやって造ったのでしょうか。






直角のコーナーまで丸い!そして、やっぱり美しい!!





石塀を十分に堪能した後は、お約束の記念スタンプ。
こちらの施設で使われているとおぼしき便箋風のメモ帳が置いてあったので、そこに押させて頂きました。
(グリーン系の用紙にグリーンの桝目が素敵です!)

そして、閑谷学校の素晴らしい雰囲気のせいか、急に勉学意欲が高まって
思わず「あいうえお論語」を購入!(全ての漢字にふりがな付きなので小学生用?)
この意欲が消えないうちに、読み終わることができるのか、、、ちょっと不安。

いつか、再び訪れる時まで忘れないように
しっかりとこの風景を胸に焼き付けて閑谷学校を後にしました。









再び、JR山陽本線で岡山へ。帰りは、湘南カラーの車両です!
なんとなく嬉しい!!








岡山駅に戻ってから、地元の方に教えていただいた
岡山の方に愛されているパン屋「岡山木村屋」さんへ。


店内には気になる商品がたくさんあり、どれにしようか散々悩んだ末に
定番人気という「コーヒーロール」と「バナナクリームロール」を購入。

そして、同じく地元では定番という「梶谷食品」さんの「シガーフライ」と、
金萬堂本舗さんの「きび田楽」も合わせて購入しました。(シガーフライは、クセになりそうな味です!)




岡山駅構内の売店で見つけた、新幹線の駅名票のお菓子を、ついつい購入。
パッケージも、まさに駅名票そのままです!!
(これの「御茶ノ水駅」バージョンがあったらいいのになぁ〜。)



駆け足でしたが、念願の閑谷学校を訪れることができて大満足の旅でした。
今度は岡山市内や倉敷なども、ゆっくり観光したいと思い、帰りの新幹線では大量のパンフレットを読み込んで、
まだ見ぬ景色を妄想しながら東京への帰路につきました。








2014/11/29

福井〜岡山の旅 <福井・レトラム編>


週末、久しぶりに福井(イケガミ実家)へ帰省してきました。
今回は、少し時間をとって市内を観光をすることに。




東海道新幹線で、米原駅で下車。その後、北陸本線に乗り換えて「特急しらさぎ」に乗車。
約1時間ほどで、福井駅に到着します。






今回の福井観光の最大のお目当ては、
市内を走る路面電車「福井鉄道」に導入されたドイツ製のイベント用車両「レトラム」に乗車することです。




レトラムを待っていると、2013年にデビューした新型車両「FUKURAM」がやって来ました。
FUKURAMという名称は、福井とトラムを組み合わせた造語だそうです。
鮮やかなオレンジ色のボディがシックな街並みにぴったりです!真冬の雪景色にも似合いそうな車両です。

地方都市に行くと、まだまだ路面電車が活躍しており、本当に羨ましい限りです。
東京にも残っていたら、今とはまったく違う街並みになっていたかもしれません。。。







そして、、、

ついに、大本命・レトラムがやって来ました!




ゆっくりと登場!大興奮です!!
カワイイっ!!!

年季の入った車体は、とても趣がある佇まいです。
楕円形のカタチと、ジャーマンカラーそのままのボディカラーが渋くていい感じ。
そして、まるでコーディネートしたかのような乗降場のフェンスのイエローが絶妙にマッチしています。
何だか日本じゃないような感じです!


この電車は、約50年前に製造されたもので、
ドイツ南西部のシュツットガルトで利用されていた路面電車を一部改修したものだそうです。
(福井にやって来る前は、高知県の土佐電鉄で10年間運行していたそうです。)






すっかりテンションも上がったところで、いよいよ乗車です。
地元の方々は、すでに日常の一部となっておられるようで、特に盛り上がっている人はいません。
(浮きまくっていました。。。)
車内は、こじんまりとした印象で、本当に海外に来たような気分になりました。






とってもコンパクトな運転席。(あぁ、運転してみたい。。。)







車内では、ドイツ時代のピクトグラムやドイツ語の注意書きなどが、そのままの状態になっています。
(ピクトによると、車内では、アイスクリームもダメなんですね。日本より厳しいのかな?)






下車したところで、再びパチリ。
実に、絵になる電車です。雨上がりということもあり、グッと雰囲気も増しました。




行先表示に記された地名「Mohringen」の文字も格好いい!
「赤十字前」ではなくて、「Mohringen」まで行って欲しい!!





福井市内の交差点を走るレトラム。
線路と架線が交差する風景は、まるでヨーロッパの街のようです!








レトラムに乗車して、ヨーロッパ気分を満喫したところでお昼を食べることに。

もちろん行き先は、その名も「ヨーロッパ軒 総本店」!
福井県民のソウルフードともいえる、元祖「ソースカツ丼」で有名なお店です。



お昼時だったので、お店の前には行列ができていました。




メニュー表もかわいいです。




これぞ、元祖・ソースカツ丼!
やっぱり美味しい!! 思い出すと、無性に食べたくなる味です。
福井の「ヨーロッパ」ここにあり!






そして、ヨーロッパ軒さんと同じ通り沿いには、
福井銘菓として有名な、羽二重餅の老舗「錦梅堂」さんがあります。




羽二重のように柔らかい、ほんのり甘いお餅です。
ここのパッケージは、ユルリクのお気に入りで、大入りは木箱に入っています。






お土産を購入した後は、再び北陸本線で、福井の名湯「芦原温泉」へ。
この日は、久しぶりに会う親族と楽しい時間を過ごしました!



芦原温泉駅の構内は、すでに温泉モード全開です。
ホームの階段を上がると、頭上には「ゆ」マークの暖簾が。。。







まずは、温泉街にある老舗の御菓子司「浅野耕月堂」さんへ。




銘菓「松乃露」。こちらも、ユルリクの好物のひとつです。
シンプルで上品な味わいがたまりません!
最近は、都内でも購入できるようになり、見かけるとついつい手が伸びてしまいます。





芦原温泉土産の定番「湯の花せんべい」。

浅野耕月堂さんで修行された職人さんが作られているそうです。
素朴でやさしい味は、後を引く美味しさです。
「ザ・温泉地!」といったパッケージも好み。




短い帰省でしたが、「レトラム」だけでなく、海の幸や山の幸など、
食べ物が美味しく自然豊かな福井を、久しぶりに満喫することができました。

しかし、なによりも久しぶりの親族との再会が一番!の旅でした。





<後半・岡山編>へつづく










2014/11/19

クリスマス限定カラー「DESK tool」

クリスマス限定カラーの「DESK tool|Ruby Red」をつくりました。



真っ赤ではなく、少しくすんだ色味のルビーレッドです。
ツバメノート「COMFORT(横罫)」とコーディネートするのがオススメです。
アトリエショップとオンラインショップにて、クリスマス期間限定(12/25まで)で販売する予定です。


御茶ノ水のアトリエショップにお越しの際は、ぜひ手に取ってご覧ください。


オンラインショップはこちら
 →DESK tool / Ruby Red













2014/11/04

神保町・古本まつり 清澄白河・珈琲めぐり

今年も「神田古本まつり」の季節になりました。
まだ見ぬ本との出逢いを求めて、期間中ついつい神保町へと通ってしまいました。。。
(アトリエが近くて本当に良かった!と心底思う10日間です。)


例年通り、会場は活気にあふれていました。
(ご年配の男性が多い!のも例年通りの光景です。)



11月の3連休には「神保町ブックフェスティバル」も同時開催され、さらに大賑わいでした。
すずらん通りでは、大小様々な出版社のブースが軒を連ね、
訳あり品(といっても、ほとんど問題ナシ!)を特別価格で販売しています。
ユルリクも欲しかった本を見つけて半額で購入!

人気の出版社ブースの最前列に入り込むためには、時間をかけ、ジワジワと攻めていかなければなりません。
(まるで洋服のバーゲン会場のようです。)
なので古本まつりでは、体力と気力が重要となってきます。




そして体力と気力を使い切った後に、さくら通りで遅めのランチ。
いろいろな屋台が並んでいるため、目移りしてしまいそうですが、やはり古本と言えばカレーです!
欧風カレー ボンディ」の古本まつり限定メニューで一服してから、再度ブックハンティングへ!






結局、5回ほど通ってしまい、今年も大満足の古本まつりでした。
すでに来年が待ち遠しい!やはり「紙の本を読みなよ。(by ハヤカワ文庫)」ですね。







そして最終日は。。。
お気に入りの本を手に入れ、美味しいカレーも食べ、最後はやはりコーヒーで締めくくらないと!
自転車だったこともあり、少し足を伸ばし、以前から行きたかった清澄白河にある珈琲焙煎所
「ALLPRESS Espresso」と「ARISE COFFEE ROASTERS」へ行くことに。


まずは「ALLPRESS Espresso」。
ちょうど外のベンチ席が開いたので、こちらでいただくことに。
開放的な建物で味わう美味しいコーヒーは、格別です。
(一気に飲んでしまい、写真はありません。。。残念。)






次に、近くにある「ARISE COFFEE ROASTERS」へ。
先ほど飲んだばかりなので、こちらで飲むのは諦めて家用に豆を購入。
好みを伝えて、おすすめの豆を2種類購入しました。(早く飲んでみたい!)


清澄白河エリアには、他にも気になる珈琲焙煎所がたくさんあるので、しばらく通うことになりそうです!