今年の夏休みも、長野・穂高で、のんびり過ごしてきました。
今回は、愛車ブロンプトンと初めての長距離輪行です!
天気のよい日に合わせて、まずは電車で下諏訪へ向かいました。
下諏訪は「中山道」と「甲州街道」がぶつかる宿場町。
あちらこちらに、かつての面影が残る、とても趣のある街です。
いつもは「あずさ」の車窓から町並みを眺めるだけでしたが。。。今年は、本気です!!
愛車とともにじっくり街を体感してきました。
穂高から松本で乗り換え、約1時間半。 下諏訪駅に到着。
改札前には、今回の目的地のひとつ「万治の石仏」のオブジェが。。。
(妙にリアルすぎて、ちょと怖い?)
ちなみに、グリーンの輪行用カバーは、ユルリクオリジナルです!
日帰り輪行では、ショルダータイプのバッグを使用していたのですが、
あまりの重さに、肩にアザができてしまったので、旅行前日に急遽、制作することに。。。
(まだまだ改善の余地ありなので、今後バージョンアップをしていく予定!)
とても遠いところに来たような、、、ちょっと寂しい気分。
とりあえず駅前で自転車をスタンバイ!
窓口のおじさんにアドバイスをいただき、オマケに「万治の石仏飴」までいただきました。
下社で最も古い建造物で、年に2回行われるお舟祭の時に御神輿がここを通るそうです。
「素木造」という華美な装飾や塗装のない社殿は、
太古から歴史を刻んできた、厳かな空気に包まれています。
神楽殿の巨大なしめ縄に圧倒されます。
どのように作るのか、とても気になります。
社殿内の4本の御柱の1本「一之御柱」、
御柱祭で使われたものでしょうか。。。なんとなくパワーを感じます。
参道内の「イボ石」は、たまった水をイボにつけると治るという言い伝えがあるそうです。
自転車を置いて渓流沿いの遊歩道を歩いていきました。すると。。。
本当に写真で見た通りです!
しかし、、、
実は、観光客がとっても多いーーー!(人が写っていない奇跡の写真です。)
何とも穏やかな表情。
岡本太郎さんが絶賛して注目されるようになったそうですが、
太郎先生もこの素朴な佇まいに惹かれたのでしょうか。。。
記念に石仏手ぬぐいを購入。紙袋のスタンプがいい感じです。
次に「竜の口」まで移動。
この辺りも岡本太郎さんの散歩コースだったそうです。
慈雲禅寺に登る大門口にある、清水の水場です。
(何となく「猿の惑星」を思い出してしまうような。。。)
武田信玄が保護した寺としても知られる慈雲禅寺へ。
鮮やかな色の苔に覆われた山門への参道。
目の覚めるような、静謐な美しさです。
「このお寺、何かある!」と感じながら境内へ進みました。
なんと、本堂前の庭園は手入れの行き届いた素晴らしい石庭でした!
直感が当たりました。名刹ここにあり!です。
正直、坂道を登るのがキツかったのですが(ブロンプトンの弱点!?)
がんばって来て良かった。。。
本当に美しい境内で立ち去りがたい気持ちでいっぱいでしたが、
この景色を心に焼き付けて、次の目的地へ。
諏訪大社下社・秋宮。
青銅製では日本一大きい狛犬もあり、こちらも立派な社殿です。
大社前にある「大社煎餅」さんへお土産を買いに立ち寄りました。
定番の「カステラ煎餅」と「ピーナッツ煎餅」を購入。
素朴だけど、後を引くお味です。
そして、次も目的地の1つ「青塚古墳」。
諏訪大社下社・秋宮からすぐの場所にある青塚古墳は、諏訪地方唯一の前方後円墳だそうです。
ここは、元・考古学少年(イケガミ)としては、絶対外せません!
全長は、67mの大型とは言えない古墳ですが、上の写真のように土がこんもりと盛り上がっています。(前方部から後円部を撮ったものです。)
住宅街にありながら、ここだけは独特な空気が漂っていました。
そして、この古墳、何と石室が開いていて中に入ることもできるのです!
(ちなみに、石室の入り口は狭いです。。。)
やっぱり、古墳には太古のロマンをかき立てられます。
「万治の石仏クッキー」を買いに「フレール洋菓子店」さんへ。
石仏の顔をした、黒ごま味とくるみ味の素朴なクッキーです。
ちなみに左手にあるのは、「パン工房たるかわ」さんの「万治パン」。
(頭の部分にはジャム、胴の部分にはあんこが入っている2色パンです。)
最後は、諏訪湖まで足を伸ばして、湖畔をサイクリングしました。
約半周しかできませんでしたが、のんびり走るには、とても気持ちのよいコースでした。
今回は、初めての長距離輪行でしたが、
自転車ならではの身軽さと機動力を実感した旅になりました。
次は、秋の輪行旅行を目指し、”急坂”にも対応できるような体力作りをしていきたいと思います!