ありがとう梅の湯「１日限定公開」

3月最後の週末。

散歩にはもってこいのぽかぽか日和の中、近所の銭湯「梅の湯」さんへ行ってきました。

蔵前で昭和初期に創業された「梅の湯」さんは、

このたび老朽化などの問題で取り壊されることになったそうです。

近くを通ることはあっても、なかなか利用する機会がないまま休業になってしまい、

残念に思っていたのですが、建物の解体前に1日限定で一般公開するイベントが行われると聞き、

最後のチャンスとばかりに、早速、駆けつけました！

蔵前の街中に突如あらわれる「梅の湯」さん。

堂々とした佇まいが目を引きます。圧倒的な存在感です。

凝った彫り物が立派な屋根は、「千鳥破風屋根」と言うそうです。
朱色の塗りが素敵です。

中に入ると、昭和を感じる雰囲気が漂っていました。
牛乳があったら完璧です！

聖域ともいえる番台からの眺め！
こんなふうに見えていたんですね。。。

そして、男女湯にまたがるペンキ絵は、もちろんパノラマの富士山です！！

平成16年に絵師の方によって描かれたそうで、まだまだぴかぴかです。（あぁ、もったいない！）

本物の富士山の溶岩を使用した壁、迫力満点です！
左右のタイル絵は、九谷焼だそうです。







裏にあるボイラー室？も見学。（釜爺が出てきそうです。）

見学後には、記念品をいただきました。

１日限定公開にも関わらず、多くの常連さんが駆けつけて名残を惜しんでいました。
そんな風景を見ていると、建物はなくなってしまっても、
地元の方々の心の中には、しっかりと残っていくんだなぁと思いました。
さみしいけれど、、、長い間、おつとめご苦労様でした！